Windows用のNASをLinuxから使う の続き(権限の設定)
前回のようにしてマウントすると書き込みはrootしかできない。これでは不便なので一般ユーザでも書込できるようにする。所有者と所有グループはuidとgid、ファイルのパーミッションはfmask、ディレクトリはdmaskで指定する。
なおUnix上のファイルのように各ファイルごとに所有者やパーミッションを決めることは多分できない。なので通常のホームディレクトリをSamba上のディレクトリにするのはあまり現実的でない。でも個人向けバックアップ用途なら十分だ。
まず試しにすべてのユーザに権限を与えてみる。
# mount -t smbfs -o password=,fmask=777,dmask=777 //Server/Folder /mnt/nas
これですべてのファイル・ディレクトリが777になった。
でも777にしてしまうのは何となく気分が悪い。個人用のマシンのため自分しか使わないならすべてそのユーザのものにしてまう。
# mount -t smbfs -o password=,uid=foo,gid=bar,fmask=755,dmask=755 //Server/Folder /mnt/nas
これですべてのファイル・ディレクトリがユーザfoo、グループbar、パーミッション755になる。